小規模事業者持続化補助金コロナ特別型の第4回採択結果から見えること
2021年2月5日に発表された持続化補助金コロナ型の第4回の採択結果について解説致します。
本記事の内容
・持続化補助金コロナ型第4回の採択結果について
・どんな事業が採択されているのか?
小規模持続化補助金コロナ特別対応型第4回の採択結果について
2021年2月5日に小規模事業者持続化補助金コロナ特別対応型の第4回目募集の採択結果が発表されました。
コロナ特別対応型の採択率は29.4%と非常に厳しい数字となっております。
持続化補助金コロナ型のデータ(2020年度分)
実施回数 | 第1回 | 第2回 | 第3回 | 第4回 | 第5回 |
採択発表日 | 5月29日 | 7月22日 | 10月30日 | 2月5日 | 4月頃? |
申請数 | 6,744件 | 24,380件 | 37,302件 | 52,529件 | |
採択数 | 5,503件 | 19,833件 | 12,664件 | 15,421件 | |
採択率 | 81.6% | 81.3% | 33.9% | 29,4% |
上記表のように、最初は非常に高かった採択率も現在は29.4%と非常に低迷してしまっております。
採択率の低下には様々な可能性が考えられますが、1つ大きな要素としては応募者の増加が考えられます。
補助金は予め予算の上限が決まっているので、応募者数が増えたからといって採択数が増えるわけではありません。
つまり、応募者数が増えると採択者の上限が決まっているので採択率は下がってしまうというわけです。
他にも、書類の不備等が挙げられます。今回のコロナ型は経営計画書に記載できる計画内容はA4ページ5枚までとなっております。
1枚でも超えてしまうと審査してもらえない可能性が高いです。
初歩的なことですが、公募要領をよく読んで提出書類を整える必要性があります。
小規模持続化補助金コロナ特別対応型第4回ではどんな事業が採択されているのか?
成功の近道は真似することにありという格言もあるように、どんな事業が採択されているのか?という情報を知れば、見えてくるものもあると思います。というわけで、日本商工会議所が発表しているデータに基づいてどんなキーワードの事業が採択されているのか調べてみました。
※小規模事業者持続化補助金コロナ特別対応型の第4回 関西 の採択結果に基づいたデータです。
オンライン | 536件 |
HP (ホームページ) | 326件 |
テイクアウト | 288件 |
ネット | 293件 |
WEB(ウェブ) | 185件 |
食 | 100件 |
リモート | 55件 |
非接触 | 46件 |
EC | 44件 |
宅配 | 32件 |
採択結果のデータから、補助事業の事業名称とされているキーワードを抽出してカウントしたものとなります。
この補助事業の名称は30文字以内なら自由につけられるので業種等は正確に特定できませんが、採択された方々がどのような事業計画を作成されているかどうかの参考にはなるかと思います。
1.コロナ特別対応型ということで、非対面型ビジネスへの移行型の補助事業がかなりのボリュームを占めております。
どの業種でも、オンライン上での販路拡大に取り組んでいるケースが多く見られました。
2.小規模事業者持続化補助金ではポピュラーな使い道であるHP制作もまだまだ採択される事業内容になっております。
ホームページをこれから作り、オンラインでも集客をしたいという方にはお勧めです。
非対面型ビジネスへの移行と言われるとパッとイメージするのが難しいかもしれませんが、現実の店舗で販売していたものをオンラインで売る、これは非対面型ビジネスの例となります。
まだまだコロナウイルス感染症の猛威は収まっておりません。世の中も対面型でビジネスを行うことへのリスク回避に注力しています。
政府としてもそのリスク回避の為に補助金という形で応援してくれています。
この補助金を活用して、ぜひオンラインでの販路拡大に挑戦してみて下さい。(※2021年度の募集は3月頃の予定です。)
そもそも小規模事業者持続化補助金ってどんな補助金?という方はそちらの解説記事をご覧下さい。
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