【2025年】省力化補助金【カタログ型】

省力化補助金カタログ型|2025年最新ガイド・中小企業の人手不足解消とDX支援
行政書士 潮海俊吾

執筆・監修:行政書士 潮海 俊吾(シオミ シュンゴ)

京都府行政書士会(登録番号19272132号)

  • 補助金サポート実績 105社 / 採択率73%
  • 開業2019年|補助金・相続セミナー講師・相談会登壇

本記事の内容
「省力化補助金カタログ型」とは?

カタログ注文型の特徴とメリット

補助対象事業者と要件

補助対象製品と「製品カタログ」

補助金額・補助率と賃上げ要件

申請プロセスと必要書類

デメリットと留意点

2025年改定と「一般型」との比較

問い合わせ・相談窓口

1. 「省力化補助金カタログ型」とは?制度の概要と目的

「省力化補助金カタログ型」とは、「中小企業省力化投資補助金」の「カタログ注文型」を指す制度です。中小企業や小規模事業者が直面する深刻な人手不足を解決し、生産性向上・賃上げを支援することを目的としています。

令和5年度補正予算に基づき2024年に開始され、IoT機器・ロボット・AI・3Dプリンターなど人手不足解消に寄与する設備導入を支援します。

2. カタログ注文型の特徴とメリット

  • 国が選定した約1,000種類の省力化製品を掲載した「製品カタログ」から選択可能。
  • 製品の効果や価格が事前審査済みのため、申請が簡易化・迅速化(最短1ヶ月で交付)。
  • 製品の品質・省力化効果が事前検証済みで安心。
  • 業務改善フローや活用ポイントも提示され、導入効果をイメージしやすい。
  • 販売事業者との共同申請が可能で、申請負担を軽減。
  • カタログ内事例を参考に導入しやすい設計。

3. 補助対象となる事業者と要件

対象は中小企業、小規模事業者、個人事業主、NPO法人、社会福祉法人など。法人格を有し、日本国内で事業を営むことが前提です。

人手不足の証明要件

  • 残業時間平均30時間超。
  • 離職・退職で従業員数が前年比5%以上減。
  • 採用活動中でも人材確保困難。

その他要件

  • GビズIDプライムアカウント取得が必須。
  • 3年間で労働生産性年平均3%以上向上計画を策定。
  • 大企業・みなし大企業は対象外。

4. 補助対象製品と「製品カタログ」の詳細

事務局の公式サイトに掲載される「製品カタログ」登録製品のみ対象。最新情報は 事務局ホームページ を確認してください。

代表的カテゴリと例

  • 清掃・配膳:清掃ロボット、配膳ロボット
  • 物流・倉庫:自動倉庫、無人搬送車(AGV/AMR)、検品システム
  • 店舗・飲食:自動チェックイン機、自動精算機、電子棚札
  • 製造・加工:マシニングセンタ、食品スライサー、包装・印刷装置
  • その他:美容機器、3Dプリンター、AI検査機など

カタログは業種別に随時更新され、導入事例や効果も掲載されます。

5. 補助金額・補助率と賃上げ要件

  • 補助率:原則1/2以内
  • 従業員数別上限:
    5人以下:200万円(賃上げ時300万円)
    6~20人:500万円(賃上げ時750万円)
    21人以上:1,000万円(賃上げ時1,500万円)
  • 大幅賃上げ特例:給与支給総額6%以上増、最低賃金45~50円以上引上げで上限拡大。
  • 最低賃金引上げ特例:条件を満たす場合、補助率2/3に引上げ。
  • 未達時は補助金の減額・返還リスクあり。

6. 申請プロセスと必要書類(ステップバイステップ)

  1. 公募要領の確認:制度・要件・対象経費を把握。
  2. GビズIDプライムの取得:電子申請に必須。
  3. 製品カタログから製品・販売事業者を選定。
  4. 販売事業者と共同で事業計画を策定。
  5. 申請書・添付書類(人手不足・賃上げ関連)を準備。
  6. 販売事業者からの電子申請招待を受け、共同申請。
  7. 採択発表:約3ヶ月後。
  8. 相見積もり取得・交付申請。
  9. 交付決定後18ヶ月以内に実施。
  10. 完了後30日以内に実績報告。
  11. 補助金交付・フォローアップ報告(5年間)。

7. カタログ注文型のデメリットと留意点

  • カタログ掲載製品のみ対象(特注品・未登録品は不可)。
  • 共同申請準備に一定の時間と労力が必要。
  • 補助対象外費用:リース・中古・事前購入・消費税など。
  • 目標未達時の返還リスク。
  • 補助金で取得した資産は耐用年数経過まで処分制限。

8. 2025年からの改定と「一般型」との比較

  • 2025年度より「一般型」が新設。より高額・オーダーメイド投資を支援(上限1億円)。
  • カタログ型=随時申請、一般型=公募制。
  • カタログ登録サポートセンターが設置され、製品登録を支援。

9. 問い合わせ・相談窓口

  • 公式サイト: https://shoryokuka.smrj.go.jp
  • コールセンター: ナビダイヤル0570-099-660/IP電話03-4335-7595(平日9:30〜17:30)
  • カタログ登録サポートセンター: 03-6746-1530(平日9:30〜17:30)
  • 各都道府県の中小企業団体中央会にも相談窓口あり(事前予約制)。

弊所では、省力化補助金・ものづくり補助金などの申請を専門的にサポートしています。初回相談は40分無料です。

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