補助金申請代行・申請サポートを専門家に依頼するメリットと代行業者の選び方

補助金申請代行・申請サポートを専門家に依頼するメリットは?代行業者の選び方も解説

補助金や助成金の申請は、事業者の資金繰りや新たな設備投資、販路開拓など、様々な面で大きな力になります。しかし、申請手続きには多くの申請書類作成が必要で、制度の理解も求められるため、自力で申請を行うのは大変な作業です。

そこで、補助金申請代行・申請サポートを専門家に依頼することで、効率的で適切な申請が可能になります。こちらでは、補助金申請を専門家に依頼するメリットや申請代行業者選びのポイントについて詳しく解説します。

補助金の申請代行サポートではどんなことをサポートする?

補助金申請代行サポートは、補助金申請のプロがあなたに代わって、またはあなたと一緒に、補助金申請の手続きについてサポートを行うサービスです。

最適な補助金探し

あなたの事業に合った補助金を探し、申請できるかどうかについてご相談を承ります。

申請書類の作成

複雑な申請書類の作成を代行いたします。専門用語や書式にあわせた適切な記述など、難しい部分はお任せください。

審査対策

採択可能性を高めるために、ご依頼者様が作成した申請書類の添削や事業計画の作成をサポートいたします。

提出・フォローアップ

申請書類の提出スケジュール管理、審査結果の確認・手続きなどを進めます。

補助金申請代行サポートは、補助金を効率的に獲得したいと考えているあなたにとって、強力な味方です。専門家の力を借りて、補助金を活用し、事業をさらに発展させていきましょう。

補助金の申請代行サポートを利用しない場合の懸念点と所要時間

補助金申請を自力で行う場合、以下のような懸念点があります。

書類作成の負担

  • 複雑な申請書類の作成に時間がかかる
  • 専門用語や記入方法の理解が困難

採択率の低下リスク

  • 審査のポイントを押さえた申請書が作成できない
  • 他社との差別化が図れず、採択されにくくなる

最新情報の入手困難

  • 補助金制度の変更や新設を見逃す可能性がある
  • 有利な補助金を選択できない

これらの懸念点により、貴重な補助金獲得の機会を逃す可能性があります。

補助金申請の所要時間目安

また、自力で申請する場合の所要時間の目安は合計65〜120時間です。内訳は以下のとおりです。

  • 制度理解・情報収集:10〜20時間
  • 事業計画立案:20〜40時間
  • 申請書類作成:30〜50時間
  • 添付書類準備:5〜10時間

このように、補助金申請を自力で行う場合には様々な懸念点があり、多くの時間も必要となります。本業の合間を縫って作業を行うため、1〜2ヶ月程度の期間が必要になることも珍しくありません。そのため、専門家による申請代行サポートの活用をご検討ください。

補助金申請の手続きが大変な理由は?専門家に依頼するメリット

契約書に署名するビジネスマン

補助金申請の手続きが大変な理由

補助金の申請手続きが大変な理由としては、主に以下の3点が挙げられます。

申請書類が複雑でわかりにくい

補助金の申請書類は、その種類や手続きの方法によって異なりますが、概して煩雑で複雑な様式となっています。例えば、申請時に提出が求められる主な書類は以下のようなものです。

  • 事業計画書
  • 収支計画書
  • 決算書類
  • 登記事項証明書
  • 補助金交付申請書など

このように多種多様な書類が必要とされ、記載項目も細かく指定されているため、内容を理解して正確に記入するのは大変です。

さらに、省庁や自治体ごとに申請様式が異なるため、経験があっても活かしにくい面があります。また、書類の形式を厳格にチェックされるなど、中小企業者には書類作成の負担が大きくのしかかっています。

事業計画の立案が必要

補助金の申請には、事業の内容や収支計画などを盛り込んだ事業計画書の提出が求められます。事業計画書は簡単そうに見えますが、以下のような点に気を付ける必要があります。

  • 補助金の目的や審査基準を意識した計画内容
  • 具体的で実現可能な計画
  • 数値根拠のある収支計画

このため、補助金の制度内容や審査ポイントを熟知していないと、不採択になる可能性が高くなります。専門家に依頼することで、採択率の高い事業計画の立案が期待できます。

提出期限が厳しい

補助金の申請書類には提出期限があり、加えて申請書類の作成にも多くの時間を要するため、提出期限に間に合わせるのは簡単ではありません。

補助金申請を専門家に依頼するメリット

補助金の申請書類の作成を専門家に依頼することで、以下のようなメリットがあります。

申請書類の作成が不要になる

補助金申請では、事業計画書や収支計画書、補足資料など、様々な書類の作成が求められます。これらの書類は、専門的な知識がなければ適切に記載することは難しく、多大な労力を要します。しかし、専門家に申請代行を依頼すれば、申請に必要な書類の一切を代行してもらえます。自身で書類を作成する必要がなくなるため、大幅な時間の節約と労力の軽減につながります。

専門家は補助金制度に精通しており、採択のポイントを踏まえた適切な書類作成が可能です。書類不備による不採択リスクを大きく軽減できるメリットがあります。

採択率が上がる可能性が高い

補助金申請は、制度の理解や申請書類の作成など、専門知識が必要となるため、専門家に依頼することで採択率が高まる可能性があります。補助金申請を代行している専門家は、過去の実績から制度への精通度が高く、採択のポイントを熟知しています。例えば、

  • 申請書類のミスの有無
  • 費用対効果の説明の適切さ
  • 事業計画の現実性

など、採択に影響を与える要因を把握し対策を講じることができます。

また、書類だけでなく事業計画の立案や補助金制度の最新動向などのアドバイスも受けられるため、申請者単独よりも高い水準の申請書が作成できます。

補助金制度の最新情報が入手できる

補助金制度は年々改正が行われ、新しい制度が創設されたり既存の制度が廃止になったりと変化に富んでいます。自身で最新情報を収集し続けるのは大変な作業です。

申請代行の専門家は常に補助金制度の動向を注視しており、クライアントに最新情報を適宜提供します。例えば、次のようなサービスが期待できます。

  • 新設補助金の情報提供
  • 既存補助金の変更点の説明
  • 終了間近の補助金への注意喚起

こうした情報を入手できれば、自社に合った補助金を見落とすことなく申請できます。専門家に相談することで、自身で収集するよりも確実に最新の補助金制度を把握できるのです。

補助金申請代行の専門家と申請代行業者選びのポイント

ポイントを示すスーツ姿の男性

補助金申請代行の専門家

補助金の申請代行を行う専門家として、以下のような選択肢があります。

士業

補助金申請の代行を依頼できる専門家として、士業が挙げられます。主な士業には、税理士、中小企業診断士、行政書士などが含まれます。また、公認会計士や弁護士なども補助金申請をサポートする場合があります。

これらの士業はそれぞれの専門分野に長け、申請書類の作成や事業計画の立案など、補助金申請において適切なサポートが期待できます。申請内容や自社の事業分野に合わせて、最適な専門家に依頼することをおすすめします。

金融機関

金融機関によっては、地域の中小企業向けに専門のコンサルタントを配置しており、補助金申請のサポートを行っています。例えば、中小企業に向けた「補助金活用支援サービス」などのメニューを設け、以下のようなサポートを実施しているところもあります。

【補助金活用支援サービスの例】

  • 補助金の情報提供
  • 申請書類の作成支援
  • 補助金獲得に向けた事業計画の立案支援

金融機関は地域に根ざした中小企業支援を行う立場から、補助金活用支援サービスを通じて、企業の経営力向上を支援しています。

商工会議所・商工会

商工会議所は地域の商業や工業の発展を目的とした非営利・非政治的な公益団体です。多くの場合は市や区単位で設置されています。商工会は同様の目的で、町や村単位で組織・運営されている団体となっています。

商工会議所の会員だけでなく、非会員でも無料で相談できますが、混雑を避けるため事前に電話で予約することをおすすめします。

民間コンサルタント

国家資格を持たない民間コンサルタントが、補助金申請のサポートを手がけている場合もあります。補助金制度に精通した適切な民間コンサルタントを選べば、書類作成から提出までの手厚いサポートを受けられます。

一方で、民間コンサルタントの中には実績や専門性に乏しい業者も一部存在します。そのため民間コンサルタントに依頼する際は、実際に支援を受けた企業の声を参考にするなど、業者の信頼性を慎重に見極める必要があります。

代行業者選びのポイント

補助金申請代行業者を選ぶ際の主なポイントは以下のとおりです。

資格と実績

補助金申請の専門家を選ぶ際には、資格と実績を重視するのがポイントです。

資格面では、以下のような国家資格を持つ専門家がおすすめです。

  • 税理士
  • 中小企業診断士
  • 行政書士

実績面では、補助金申請の実績件数が多いほど望ましいでしょう。特に、過去の採択実績があれば、申請のノウハウが高く、高い採択率が期待できます。また、業界や分野に特化している専門家を選ぶと、より適切なアドバイスが受けられる可能性があります。

専門性

補助金申請の専門家は、それぞれの分野で深い知識と経験を有しています。例えば、税理士や中小企業診断士は、事業計画作成や財務分析などの専門性が高く、適切な補助金制度の選定や、的確な申請書類の作成が期待できます。一方、行政書士は、補助金申請に関する法的な知識が豊富で、公的書類の作成に長けています。

このように、それぞれの専門家には長所がありますので、自社の事業内容や補助金の目的に合わせて、適切な専門家を選ぶことが重要です。

料金

補助金申請代行の費用は、依頼する専門家や会社によって異なります。一般的には以下の2つの費用が発生します。

・着手金

申請代行を依頼した際に支払う費用で、5万円~20万円程度が相場です。補助金の採択有無にかかわらず必要となります。

・成功報酬

補助金が無事採択された際に支払う料金で、獲得した補助金額の10%~20%程度が相場です。補助金の種類によって料金率は変動します。

このように、補助金の申請代行には一定の費用負担が生じるため、事前に費用を確認し、メリット・デメリットを検討する必要があります。

コンサルティング能力

補助金申請は単に申請書類の作成にとどまらず、事業計画の策定などが求められます。そのため、補助金申請代行業者には、単なる申請書作成だけでなく、事業の成長可能性やリスクを的確に見極める高度なコンサルティング能力が必要とされます。

例えば、事業計画書の重要項目は以下のとおりです。

  • 市場分析
  • マーケティング戦略
  • 財務計画
  • リスク分析

これらを適切に記載するには、業界の動向や顧客ニーズなどを熟知し、経営に関する高い専門知識が求められます。経験豊富な専門家に依頼することで、採択されやすい事業計画が立案できるでしょう。

補助金の申請サポートは行政書士潮海事務所にご相談ください

行政書士潮海事務所は、京都市中京区に拠点を置く行政書士事務所です。補助金・助成金の申請サポートを得意としており、お客様の事業内容を丁寧にヒアリングしたうえで、最適な補助金制度をご提案いたします。

初回相談は40分間無料で、経験豊富な行政書士がお客様の補助金・助成金申請に関するお悩みを親身に伺います。補助金の申請でお困りの際は、ぜひ行政書士潮海事務所にご相談ください。

京都で補助金を申請代行する際にお役に立つコラム

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