【2025】地域観光魅力向上事業


2025年度地域観光魅力向上事業補助金について解説致します。
本記事の内容
・ 【令和7年度】地域観光魅力向上事業とは?目的・支援内容・対象者を徹底解説
・ 【令和7年3月開始】地域観光魅力向上事業の申請方法・スケジュールを分かりやすく解説
・ 採択を勝ち取る!地域観光魅力向上事業の審査の観点と対策
・ 申請前に必ず確認!地域観光魅力向上事業の補助対象経費・対象外経費と注意点
・ 過去の採択事例から学ぶ傾向について
・ まとめ
【令和7年度】地域観光魅力向上事業とは?目的・支援内容・対象者を徹底解説
事業の目的
本事業は、地域資源を活⽤した収益性が⾼く独⾃性・新規性のある観光コンテンツの開発から、適切な販路開拓や情報発信の総合的な⽀援を⾏い、将来的に持続可能な誘客ビジネスモデルづくりを目指すものです。観光地域づくりにおいて、中⻑期にわたり市場ニーズを捉えた商品・サービスを販売できる体制構築を促進します。
支援内容
- 観光コンテンツの開発:地域固有の文化や自然資源を活かした体験プログラム、ツアー企画など
- 販路開拓:国内外の旅行会社との連携、オンラインプラットフォームを活用した販売促進
- 情報発信:SNSやウェブサイトを活用した集客、媒体広告やプロモーションイベントの実施
対象者・応募要件
- 対象者:地⽅公共団体、観光地域づくり法⼈(DMO)、観光協会、⺠間企業等
- 市区町村の同意が必要(地域との連携体制が不可欠)
- ビジネスモデルとして持続可能なプランを有していること
「販売型」と「新創出型」の2類型
- 販売型:既存の観光コンテンツを事業期間内に販売開始することを前提とした取り組み
- 新創出型:新しい観光コンテンツを開発し、事業期間終了後に販売を見据えた運営体制を構築する取り組み
A. 本事業は、将来にわたり地域への観光客誘致を持続的に促進するため、地域資源を活用した収益性の高い、独自性・新規性のある観光コンテンツの開発から、適切な販路開拓や情報発信までを総合的に支援し、中長期的に販売可能なビジネスモデルの構築を支援することを目的としています。インバウンドだけでなく、国内観光客の地方誘致に資する観光コンテンツの造成も対象となります。事業の成果として、造成した観光コンテンツの販売と継続的な事業実施が期待されています。
A. 補助対象となる事業者は、地方公共団体、観光地域づくり法人(DMO)、観光協会、民間企業等であり、地域の関係者と連携することが求められます。観光コンテンツの造成経験は問いません。ただし、地方公共団体以外の事業者(観光協会など、地方公共団体の傘下にある組織を含む)が申請する場合、事業に係る全ての市区町村の同意を得る必要があります。
A.
補助金は、審査を経て採択された事業者に交付されます。補助率は400万円まで定額、400万円を超える部分については補助率1/2で、補助上限額は1,250万円、最低事業費は600万円です。補助対象経費は、「観光資源を活用した観光コンテンツの造成に係る経費」、「備品の購入・設備の導入に係る経費(真に必要不可欠なものに限る)」、「販路基盤整備・プロモーションに係る経費」の3つの項目に分類されます。新創出型では、「観光資源を活用した観光コンテンツの造成に係る経費」が事業費の50%以上である必要があります。具体的な費目としては、謝金、旅費(販路基盤整備・プロモーションに係る経費に限る)、招聘費、臨時雇用費、調査費、広報費・広告宣伝費、工事請負費、借料・使用料、委託費、通信運搬費、消耗品費、備品費、雑役務費などが該当します。ただし、交付決定前に発生した経費や、補助事業に直接関係のない経費などは対象外となります。
A. 申請者は、事業計画書や費用積算書などの申請書類一式を事業サイトの申請ページから提出します。提出書類に基づき、選定委員会が審査を行い、事務局から結果が通知されます。採択された事業者は、事業計画書などを再検討の上提出し、交付申請書を提出します。交付決定通知を受けた後、事業を開始できます。事業期間中は事務局の伴走支援を受けながら事業を実施し、進捗状況などを定期的に報告します。事業終了後には、実施結果を報告し、精算に係る書類を提出します。事務局の審査を経て、補助事業の成果が交付決定の内容等に適合すると認められた場合に、補助金が交付されます。
A. 本事業には、「販売型」と「新創出型」の2つの類型があり、応募時にいずれかを選択する必要があります。「販売型」は、事業実施期間内に造成した観光コンテンツを販売することを目的とした取り組みです。一方、「新創出型」は、事業実施期間内に新たな観光コンテンツの造成と販路構築を行い、事業終了後速やかに販売開始することを目的とした取り組みです(事業実施期間内に販売することも可能です)。それぞれの類型によって補助対象となるための個別要件が異なりますので注意が必要です。
A. 申請書類の受付期間は、令和7年3月3日(月)から令和7年4月18日(金)正午までです。申請は、本事業サイトの申請ページからオンラインで行う必要があります。やむを得ない理由によりオンラインでの提出が困難な場合は、事前に事務局に相談が必要です。締切直前はアクセスが集中する可能性があるため、時間に余裕をもって申請することが推奨されています。
A. 採択事業者の選定は、選定委員会が以下の五つの観点から総合的に評価して行います。(1) 持続可能な観光地域づくりへの寄与(地域の関係者との連携、経済効果の高い魅力的なコンテンツであるか)、(2) 独自性・新規性(地域ならではの要素、新たな価値の付加があるか)、(3) 具体性・計画性(目標や達成方法、費用内訳、販売計画の具体性)、(4) 実施体制・持続性(継続的な販売に向けた体制、販売事業者の明確さ)、(5) 収益性(販売価格、コスト管理、販路計画、継続的な運営が可能か)。
【令和7年3月開始】地域観光魅力向上事業の申請方法・スケジュールを分かりやすく解説

申請期間
令和7年3月3日~令和7年4月18日 正午(締切厳守)で受付。提出期限までに余裕を持って準備を進めましょう。
申請手続きの流れ
- 書類作成:事業計画書、費用積算書、事業スケジュールなどを用意
- 提出方法:本事業サイトの申請ページから原則オンライン提出
※やむを得ない場合は事務局に相談し、紙提出などを調整 - 市区町村の同意:事前に自治体から協力書や同意書を取得
- 受付・審査:書類審査、場合によってはヒアリングを実施
- 交付決定:採択後に交付手続きへ進み、事業実施開始
提出書類
- 事業計画書(様式指定)
- 費用積算書(詳細な内訳を明示)
- 事業実施スケジュール
- 事業概要(パンフレットや説明資料)
- 市区町村の同意書
事業全体のスケジュール
- 令和7年3月3日~4月18日:応募受付期間
- 4月下旬~5月:審査・採択通知
- 6月:交付申請・決定
- 7月~年度末:事業実施期間
- 実績報告:事業完了後に実績報告書を提出
採択を勝ち取る!地域観光魅力向上事業の審査の観点と対策

選定方法
選定委員会による書類審査が行われるほか、必要に応じてヒアリングを実施する場合があります。書類上でアピールしきれない事業の強みや課題解決策を、口頭で補足できるよう準備しておきましょう。
審査の主な観点
- 持続可能な観光地域づくりへの寄与:事業終了後も継続的に成果が見込めるか
- 独⾃性・新規性:他地域にない特色や新しいアイデアを盛り込んでいるか
- 具体性・計画性:スケジュールや販売計画、目標数値(KPI)が明確に設定されているか
- 実施体制・持続性:実際に事業を行う人員・資金・ノウハウが十分か
- 収益性:中長期的に収益が見込めるビジネスモデルになっているか
優先採択・加点要素
- 地方部の事業(過疎・離島などの地域振興が期待される場合)
- 2025年日本国際博覧会との連動企画など
- 自治体や地元企業との密な連携体制
採択されるための対策
- 各観点に対応する具体的な成果目標を設定し、数値化できる指標を示す
- 地域の住民・事業者の協力体制や、既存の観光資源との相乗効果を説明する
- 独自性や新規性を強調し、差別化ポイントを明確に記載
申請前に必ず確認!地域観光魅力向上事業の補助対象経費・対象外経費と注意点

補助対象経費
- 観光資源を活⽤した観光コンテンツ造成に係る経費
(ワークショップ開催費、専門家謝金、資材購入費など) - 備品の購入・設備の導入に係る経費
(屋内外設置型体験施設設備費、インフラ整備に関する費用など) - 販路基盤整備・プロモーションに係る経費
(広告宣伝費、ウェブサイト制作費、パンフレット作成費、展示会出展費など)
「新創出型」の取組では、開発に係る経費が大きくなる場合が多いため、経費配分に注意し、計画的に積算しましょう。
補助率・補助上限額
- 補助率:原則2分の1以内
- 補助上限:最大1,250万円(うち400万円までは定額、超過分は1/2)
- 最低事業費:600万円
補助対象外経費
- 交付決定前に発注・契約したもの
- 人件費(自社スタッフの給料)、飲食費など
- 公租公課(消費税等)
- あいまいな名目(「諸経費」など)で内容が不明瞭な経費
注意事項
- 不正受給が発覚した場合は補助金を返還し、今後の補助金利用にも影響
- 交付決定後に事業開始が原則で、変更がある場合は事前承認が必要
- 完了実績報告書の提出義務・取得財産の処分制限など、事業後も規定を守る必要がある
- 書類や証憑類は指定期間保管し、監査等で提示できるようにしておく
過去の採択事例から学ぶ傾向について

地域観光魅力向上事業の過去5年分の採択事例を振り返ると、以下のような傾向と対策が見えてきます。あくまで公開情報や公募要領から推測した分析であり、実際の採択結果とは異なる可能性もありますが、申請書を作成する際の参考になると考えられます。
1. 地域連携を活かした取り組みが高評価
- 広域連携:隣接する自治体や観光協会、地元事業者との連携が明確な事業が多く採択される傾向があります。観光資源の相互補完や回遊性向上による宿泊促進、消費額アップなど、地域経済への波及効果が明確に示されると評価が高いようです。
- DMO(観光地域づくり法人)活用:DMOを軸に置き、地域の多様なプレーヤーと協力する計画は実現可能性が高いと見なされ、加点要素になりやすいです。
2. ストーリー性・独自性のあるコンテンツ開発
- 文化・歴史・自然を絡めたストーリーテリング:単に体験プログラムを提供するだけでなく、地域固有の歴史背景や文化的価値を絡めることで「ここだけ」の魅力を演出し、旅行者に特別感を与える計画が多く採択されています。
- 現代的な要素の融合:SNS映えや最新のテクノロジー(AR/VR活用など)を取り入れ、若年層やインバウンドにも訴求できる新規性をアピールした事例が好評を博しているようです。
3. 海外・インバウンド視点を踏まえた販路開拓
- ターゲット市場の明確化:英語や中国語など多言語対応のウェブサイト整備、SNSでの海外向け発信、海外旅行会社との連携など、具体的な販路戦略がある事業が採択されやすい傾向があります。
- 海外展示会の出展:費用がかさむ海外展示会や商談会への出展を、補助金で賄うプランを提示し、実際に成果目標として外国人旅行者数の増加や契約成立件数を設定している事例が採択に結びついています。
4. 継続的な収益性とビジネスモデル構築
- KPI設定:事業完了後も継続的に販売・運営できる仕組み(オンライン予約システムの整備、リピーター獲得策など)を具体的に示し、売上や集客目標のKPIを数値化しているケースが高評価を得ているようです。
- 運営体制の安定性:受け入れ側の運営体制(人員配置、ノウハウ、資金計画など)がしっかりしており、補助事業終了後も自走できる見込みがあるかが重要視されます。
5. 実施体制・ノウハウの裏付け
- 専門家の活用:地域資源を活かした観光プログラムの造成にあたって、観光プロデューサーやクリエイティブディレクターなどの専門家と連携し、従来の課題を乗り越えるプランを立てている事例が多く採択されているようです。
- 研修プログラムの導入:スタッフ・ガイドのスキルアップやホスピタリティ向上を図り、結果的に顧客満足度とリピーター率を高めようとする取り組みが高く評価されます。
6. 申請時の対策ポイント
- わかりやすい事業概要資料:パンフレットやビジュアル資料を活用し、イメージしやすいプレゼンが効果的。
- 数値目標を具体化:どれだけの宿泊増・消費額増・集客増を見込むかを定量化し、妥当性を示す。
- 地域住民や地元企業の声を申請書に反映:地元の期待や事業への協力意思を示すことで、地域一体の取り組みを強調。
これらの傾向を踏まえ、多様なステークホルダーとの連携・独自性あるコンテンツ・成果目標の具体化を意識して申請書を作成すると、採択の可能性が高まると考えられます。
【まとめ】令和7年度地域観光魅力向上事業補助金を最大限に活用しよう

本事業は、将来にわたり地域への観光客誘致を持続的に促進するため、地域資源を活用した収益性の高い、独自性・新規性のある観光コンテンツの開発から、適切な販路開拓や情報発信までを総合的に支援し、中長期的に販売可能なビジネスモデルの構築を支援することを目的としています。
申請を検討中の方は、早めに公募要領をチェックし、連携体制や計画をしっかり固めましょう。複雑な手続きに関しては、支援機関やコーディネーターに相談しながら進めるとスムーズです。ぜひ、本補助金を活用して、社会課題解決とビジネスチャンス拡大を同時に目指してください。
弊所では、各種補助金の申請サポートを引き続き行っております。本業で忙しく時間がとれない、 事業計画書などややこしそう・・・といった悩みがあればぜひ一度ご相談ください。初回相談は40分間無料で行っておりますので安心してご利用いただけます。
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2025年度のその他補助金についてはこちらの記事でご紹介しております。
「2025年度補助金情報」

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