京町家にお住まいの方、購入予定の方必見の補助金とは?

行政書士 潮海俊吾
執筆・監修:行政書士 潮海 俊吾
京都府行政書士会(登録番号19272132号)|京都市中京区
補助金サポート実績 105社超 / 採択率73%
※採択率は、当事務所が申請支援し採択結果が判明している案件を基準に算出しています。
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【結論】京町家の保全・改修には、京都市の補助金が活用できます。代表的なのが「指定京町家改修補助金」(補助率1/2・補助上限250万円・令和7年度の受付は2026年3月31日まで/目安)です。受給には、①京町家条例の「京町家」の定義を満たすこと、②個別指定または地区指定を受けていることの2つが前提になります。対象は京町家の所有者または購入予定者。ほかに、日常の維持修繕補助、京町家まちづくりファンド改修助成、空き家等の活用・流通補助金、耐震・防火改修支援(まちの匠・ぷらす)などの制度もあります。補助額・受付期間は年度ごとに変わるため、最新は京都市公式でご確認ください。

30秒でわかる:京町家に使える京都市の補助金

・代表格は「指定京町家改修補助金」=補助率1/2・補助上限250万円(令和7年度・受付〜2026年3月31日/目安)。
・対象は京町家条例の定義を満たし、かつ個別指定または地区指定を受けた京町家の所有者・購入予定者。
・日常の維持修繕には別枠の補助(瓦・土壁・樋・防蟻などの単価補助・上限20万円程度)。
・このほか、京町家まちづくりファンド改修助成(事前協議制)、空き家等の活用・流通補助金(期間限定)も。
・耐震・防火改修は別制度「まちの匠・ぷらす(京町家・木造住宅 耐震・防火改修支援)」。
・京町家の定義=昭和25年以前建築/木造/伝統構法/3階建て以下/一戸建てまたは長屋建て/平入りの屋根、の6つが必須。
・加えて、通り庭・火袋・坪庭(奥庭)・通り庇・格子・隣地に接する外壁(高塀)のいずれか1つ以上が必要。
・補助額・受付期間・要件は年度で変わる。最新は京都市公式(まち再生・創造推進室 京町家保全継承担当)で確認を。

📢 受付状況(最終確認日時点・目安)

指定京町家改修補助金:令和7年度の受付は2026年3月31日まで(予算の状況により早期終了の可能性あり)。
京町家まちづくりファンド改修助成事業事前協議が必要(年度ごとに協議期限あり)。
京都市空き家等の活用・流通補助金:令和6・7年度の期間限定制度。
・所管・問い合わせ:京都市 都市計画局 まち再生・創造推進室 京町家保全継承担当(京都市中京区/TEL 075-222-3503)。

最終確認日:2026年6月16日
京町家関連の補助金は、補助額・補助率・受付期間・対象要件が年度ごとに更新されます。本記事の金額は目安です。申請前に必ず、京都市公式サイトおよび所管課(まち再生・創造推進室 京町家保全継承担当)で最新の交付要綱をご確認ください。

本記事の内容
1. 京町家に使える京都市の補助金(現行制度)

2. 補助を受けるための2つの条件と「京町家」の定義

3. 申請の流れと注意点

4. 申請のご相談・当事務所のサポート

よくある質問

まとめ

お問い合わせ

1. 京町家に使える京都市の補助金(現行制度)

京町家の路地

京都市は、京町家を「建物」としてだけでなく、生活文化や生き方の哲学を含む貴重な財産ととらえ、その保全・承継のために複数の補助制度を用意しています。改修・修繕に使える主な制度を整理すると、次のとおりです(補助額は目安。最新は京都市公式でご確認ください)。

制度内容・補助額の目安こんな時に
指定京町家改修補助金保全・承継に必要な大規模改修・修繕。補助率1/2・補助上限250万円(令和7年度・受付〜2026/3/31)指定を受けた京町家を本格的に改修したい
維持修繕への補助個別指定京町家の日常的な維持修繕。瓦・土壁・樋・防蟻などの単価補助・補助率1/2・上限20万円程度瓦・土壁・樋など部分的な修繕をしたい
京町家まちづくりファンド改修助成京町家を地域に開く改修への助成。事前協議が必要公共的な活用を伴う改修を計画している
空き家等の活用・流通補助金空き家となった京町家等の活用・流通促進(令和6・7年度の期間限定)空き家の京町家を活用・売買したい
まちの匠・ぷらす(耐震・防火改修支援)京町家・木造住宅の耐震・防火改修。本格改修は上限300万円規模など(別制度)耐震・防火の安全性を高めたい

改修・修繕で中心になるのは「指定京町家改修補助金」です。京町家条例に基づく個別指定京町家指定地区内の京町家が対象で、補助率は工事費の1/2、補助上限は250万円が目安です(令和7年度の受付は2026年3月31日まで)。対象は京町家の所有者または購入予定者で、同一年度内に類似の補助金を受けていないことなどの条件があります。
※補助率・上限・受付期間は年度で変わります。最新は京都市公式の交付要綱でご確認ください。

京町家リーフレットの補助金一覧
京町家リーフレットより(※最新の補助額は京都市公式でご確認ください)

2. 補助を受けるための2つの条件と「京町家」の定義

京町家の街並み

京町家の改修補助金を受給するには、大きく分けて2つの壁を越える必要があります。
① 京町家条例の「京町家」の定義に当てはまる物件であること。
② 京都市の個別指定を受けている、または地区指定を受けている場所に物件があること。

細かい条件もありますが、まずはこの大きな2つをクリアすることが前提です。(空き家の活用については上記の別制度をご確認ください。)

京都市京町家条例における「京町家」の定義(必須の6条件)
1.昭和25年以前に建築されたものであること
2.木造建築物であること
3.伝統的な構造(伝統軸組構法・伝統構法)であること
4.3階建て以下であること
5.一戸建て、または長屋建てであること
6.平入りの屋根であること

加えて、次のいずれか1つ以上を有すること
1.通り庭(道に面した出入口から続く細長い土間)
2.火袋(通り庭上部の吹き抜け)
3.坪庭または奥庭
4.通り庇(道に沿って設けられた軒)
5.格子(虫籠窓・京格子など。伝統的なものに限る)
6.隣地に接する外壁または高塀
上記のうちどれか1つ以上を備えている必要があります。

3. 申請の流れと注意点

京町家の改修補助金は、工事の内容や制度によって手続きが異なりますが、共通して押さえておきたい注意点があります。

交付決定前の着工は補助対象外になるのが原則。見積・仕様を固めても、契約・着工は交付決定後に。
事前協議・事前相談が必要な制度がある(まちづくりファンド等)。早めに所管課へ相談を。
同一年度内に類似の補助金を重複して受けられないケースがある。組み合わせは可否を要確認。
・京町家の指定(個別指定・地区指定)を受けているかがそもそもの入口。未指定なら指定の可否から確認。
予算枠があり、年度途中で受付終了することがある。余裕をもったスケジュールが安全。

4. 申請のご相談・当事務所のサポート

行政書士潮海事務所は京都市中京区にあり、京町家関連の補助金を所管する「まち再生・創造推進室」と同じエリアで、京都市内の各種補助金の申請サポートを行っています(補助金サポート実績105社超・採択率73%)。「自分の京町家が指定の対象か分からない」「どの制度が使えるか整理してほしい」「書類づくりが負担」といった段階からご相談いただけます。初回相談は40分無料です。

※改修工事そのものは工務店・建築士が担います。当事務所は補助金の選定・要件確認・申請書類づくりの面でサポートし、必要に応じて施工事業者と連携します。

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よくある質問

Q. 京町家の改修に使える京都市の補助金は何がありますか?

中心は「指定京町家改修補助金」(補助率1/2・補助上限250万円が目安)です。このほか、日常の維持修繕への補助(瓦・土壁・樋・防蟻などの単価補助・上限20万円程度)、京町家まちづくりファンド改修助成(事前協議制)、空き家等の活用・流通補助金(期間限定)、耐震・防火の「まちの匠・ぷらす」などがあります。補助額・受付期間は年度で変わるため、京都市公式でご確認ください。

Q. 補助を受けるための条件は?

大きく2つです。①京町家条例の「京町家」の定義を満たすこと、②京都市の個別指定または地区指定を受けていること。対象は京町家の所有者または購入予定者で、同一年度内に類似補助金を受けていないことなどの条件もあります。

Q. 京町家条例の「京町家」の定義を教えてください。

必須は、昭和25年以前の建築・木造・伝統構法・3階建て以下・一戸建てまたは長屋建て・平入りの屋根の6つです。加えて、通り庭/火袋/坪庭(奥庭)/通り庇/格子/隣地に接する外壁(高塀)のうち、いずれか1つ以上を備えている必要があります。

Q. 補助額や受付期間はいつの情報ですか?

本記事は最終確認日時点の目安です。指定京町家改修補助金は補助率1/2・補助上限250万円・令和7年度の受付は2026年3月31日まで(目安)ですが、補助額・要件・受付期間は年度ごとに更新されます。申請前に必ず京都市公式の最新の交付要綱でご確認ください。

Q. これから京町家を購入する予定でも申請できますか?

指定京町家改修補助金は、対象京町家の所有者または購入予定者が対象とされています。購入予定の段階でも対象になり得ますが、指定の有無や要件の確認が必要なため、早めに所管課または専門家にご相談ください。

Q. 申請で特に注意することはありますか?

交付決定前に着工すると補助対象外になるのが原則です。また、事前協議が必要な制度があること、同一年度内の類似補助金の重複が制限される場合があること、予算枠により年度途中で受付終了することがある点に注意してください。

まとめ

京町家のまとめ

歴史ある京都の町並みを残したいという思いは、市民の皆様にも広く浸透してきています。とはいえ、古く価値あるものを直し、維持していくには、どうしても費用がかかります。京都市の京町家補助金は、そうした思いを支えるための制度です。指定の確認から制度の選定、申請までを早めに進め、ぜひ活用してください。補助額・要件は年度で変わるため、最新情報は京都市公式でご確認ください。

補助金・助成金の申請のご相談は、京都市中京区の行政書士潮海事務所までお気軽にどうぞ。初回相談40分無料で対応しております。

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