補助金の代行申請を依頼する前に 注意点と報酬の考え方
補助金の代行申請を依頼する際は、いくつか気をつけておきたいポイントがあります。
依頼をするのならばできる限り採択される可能性を高めたいと思いますが、確実に採択されるとは限りません。また、報酬の考え方や、採択されたあとに何が必要になるのかを知らないまま依頼すると、想定と違う負担が後から出てきます。
こちらでは、補助金の代行申請を依頼する際の注意点と、行政書士に支払う報酬についてご紹介いたします。
補助金の代行申請を依頼する際の注意点

補助金の代行申請を依頼する際には、以下の点に注意してください。
注意点1.必ず採択されるとは限らない
補助金の申請代行を依頼したからといって、必ず採択されるわけではありません。採択率は制度と公募回によって大きく異なります。
直近の公表値を挙げると、小規模事業者持続化補助金の第19回は申請16,576件に対し採択7,819件(約47%)、ものづくり補助金の第23次は申請1,275件に対し採択448件(約35%)、事業承継・M&A補助金の14次は申請512件に対し採択311件(約61%)でした。要件を満たしていれば通るという水準ではなく、事業計画の内容が採否を分けます。
依頼をすれば必ず採択されると説明する業者には注意してください。過去の実績を確認したうえで、信頼できる相手に依頼するようにしましょう。
注意点2.報酬の体系と支払時期を確認する
補助金を受け取れるかどうかにかかわらず、依頼した時点で発生する費用がある場合があります。着手金の有無、不採択だった場合の扱い、採択後のサポートが料金に含まれるかどうかは、契約前に確認してください。
当事務所の場合、不採択のときは成功報酬をいただきません。お支払いの時期は、着手金が申請前、成功報酬が採択決定後、採択後サポートの費用が交付申請の着手時です。業務ごとの金額と対象範囲は報酬額一覧でご確認いただけます。
注意点3.支援の報酬は補助金でまかなえない
見落とされやすい点ですが、制度によっては事業計画書・申請書類・報告書など、事務局に提出する書類の作成・提出にかかる費用そのものが補助対象外とされています。つまり支援の報酬を補助金でまかなうことはできず、自己負担として見込んでおく必要があります。
また、支援を受けた場合に支援者の氏名・報酬額・契約期間を申請画面に記載することが必須とされ、未記載が虚偽申請として交付決定取消の対象になる制度もあります。報酬の額を含めて申告する前提で契約してください。
注意点4.補助金は返済不要だが、返還が生じることがある
補助金は融資と違い、原則として返済の必要がありません。しかし「もらって終わり」ではありません。
多くの制度では、採択後3〜5年の事業計画に賃上げや付加価値額の目標が設定され、未達の場合は達成率に応じた返還を求められます。事業場内最低賃金の水準を満たさなかった年がある場合も、補助金額を計画年数で除した額の返還を求められることがあります。目的外の使用や不正があった場合はもちろん返還の対象です。
申請前に、その計画を数年にわたって実行できるかどうかを確認しておく必要があります。金額の大きさだけで判断すると、後から重い義務が残ります。
注意点5.採択されてからの手続が長い
採択は「補助金交付候補者に選ばれた」段階にすぎません。そこから交付申請を行い、交付決定を受けてはじめて発注できます。交付決定前に発注・契約した費用は補助対象外になるため、順序を守る必要があります。
さらに、事業を実施したあとに実績報告を提出し、審査を経てから補助金が振り込まれます。補助金は後払いのため、設備代金などはいったん全額を自社で支払うことになります。採択から入金まで1年以上かかる制度もあります。
申請の支援が採択発表までで終わる契約だと、この最も手間のかかる時期に相談先がない状態になります。採択後のサポートが含まれるかどうかは、依頼前に必ず確認してください。
補助金の代行申請を行政書士に依頼した際に支払う報酬

行政書士に補助金の代行申請を依頼した場合、報酬は着手金と成功報酬で構成されるのが一般的です。
着手金は、採択されるかどうかにかかわらず、依頼した時点で発生する費用です。金額は事務所によって異なり、着手金を設けていない事務所もあります。
成功報酬は、採択された場合に支払う費用です。受給額に対する割合で設定されることが多く、割合は事務所・制度・支援範囲によって異なります。金額が大きい制度ほど総額も大きくなるため、契約前に「いくらになるのか」を具体的に確認してください。
注意したいのは、作業量とかけ離れた高額な成功報酬を請求する業者への注意喚起が、公募要領で繰り返し行われていることです。報酬の割合だけでなく、その金額に見合う作業をしてもらえるのか、採択後の手続まで含まれるのかを見てください。
また、着手金がないことは必ずしも利点とは限りません。着手金なしで成功報酬の割合が高い場合、採択されたときの総額が大きくなることがあります。着手金と成功報酬の合計で比較するのが確実です。
当事務所では、業務着手の前に費用をご提示します。事前に正確な金額を算出できない場合は概算をお伝えし、算出できる段階で正確な金額をご案内します。補助金額・採択可能性・申請の工数を踏まえて費用対効果をご説明したうえで、ご依頼の可否をご判断いただいています。
補助金の代行申請は報酬体系とサポート範囲を確認してから
補助金の代行申請を依頼する際は、必ず採択されるわけではないこと、支援の報酬は補助金でまかなえないこと、採択後にも手続が続くことを押さえておいてください。そのうえで、報酬体系とサポート範囲を契約前に確認することが大切です。
京都市の行政書士潮海事務所では、補助金の代行申請を承っております。申請から交付申請・実績報告まで一貫して対応いたします。初回相談は40分無料です。お気軽にご相談ください。
いま公募中の制度を締切順に確認したい場合は、2026年度の補助金ガイドをご覧ください。
補助金の代行申請に関するコラム一覧
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| 事業所名 | 行政書士潮海事務所 |
|---|---|
| 英文名 | SHIOMI Administrative Solicitor office |
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