個別課金型ライブ映像販売プラットフォーム
受託型BtoB映像制作からBtoC自社プラットフォームへの事業転換を、事業再構築補助金 成長分野進出枠 通常類型 約2,000万円採択で実現した事例です。
約2,000万円
採択額
BtoC転換
事業形態
コンテンツ制作
業種
本記事の内容
・ 案件概要
・ ご相談いただいた背景と課題
・ 立ち上げた取組
・ 採択につながった3つの要素
・ 担当者コメント
・ 採択後の事業計画
・ 当事務所の支援内容
・ よくあるご質問
・ ご相談のご案内
1. 案件概要
国内の映像・コンテンツ制作事業者が、受託型のBtoB映像制作からBtoC向け個別課金型ライブ映像販売プラットフォームへの事業転換を企図され、事業再構築補助金 成長分野進出枠 通常類型で約2,000万円の補助金採択を受けた案件です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 業界 | 映像・コンテンツ制作業 |
| 事業規模 | 年商1〜3億円規模/従業員十数名規模 |
| 所在地 | 国内 |
| 補助金 | 事業再構築補助金 成長分野進出枠 通常類型 |
| 採択額 | 約2,000万円 |
| 総投資額 | 約3,000万円 |
| 主たる投資内容 | BtoC向けライブ映像販売プラットフォームのシステム開発 |
2. ご相談いただいた背景と課題
企業向けプロモーション・広告映像などのBtoB向けコンテンツ制作で長年実績を積んでこられた事業者様でした。技術力と顧客基盤は確立されている一方で、案件ごとに収益が変動する受託型ビジネス構造から脱却し、安定的なストック型収益基盤を持ちたいというご相談でした。
特にコロナ禍以降に拡大したライブ配信市場では、視聴者の「観たい部分だけ買いたい」というニーズに既存サービスが応えきれていないこと、大手プラットフォーム経由の販売では手数料負担が大きいことから、自社で個別販売の仕組みを持つことで新たな収益源を確立したいというお考えでした。
3. 立ち上げた取組
既存の映像制作・ライブ配信のノウハウを活用し、コンテンツ単位で個別販売できるBtoC向けプラットフォームの構築を計画されました。コンテンツ提供者がプラットフォーム手数料に圧迫されることなく、視聴者が必要なコンテンツだけを購入できる仕組みです。
事業再構築補助金 成長分野進出枠 通常類型を活用し、システム開発を中心とした約3,000万円の投資に対し、約2,000万円の補助金採択を受けました。
4. 採択につながった3つの要素
本案件で採択の決め手となったと考えられる要素を3点に整理しました。同種の事業転換をご検討中の事業者様の参考にしていただける視点です。
① 既存の技術資産と新事業の明確な接続
長年の映像制作・ライブ配信で培った撮影技術と顧客基盤を、新事業のプラットフォームでそのまま活かせる構造を示しました。既存事業の強みが新事業の実現可能性を裏付ける論理を、事業計画書全体で一貫して描いています。
② 市場の構造課題への具体的な解決提案
「既存大手プラットフォームの手数料負担」「視聴者の細分化されたニーズへの未対応」という市場側の課題を、自社が解決する立ち位置を明確にしました。単なる新規参入ではなく、業界の構造的問題を解決する事業として位置づけています。
③ 段階的で実現性の高い数値計画
初年度は控えめな利用者規模から段階的に拡大する設計とし、5年後の到達点に向けた成長カーブを無理のない形で示しました。要件である付加価値額年率4%以上・給与支給総額年率5%以上を、自然な成長シナリオで満たしています。
5. 担当者コメント
事業類型転換の論証ポイント
本案件で最も慎重に組み立てたのは「BtoBからBtoCへの事業類型転換」の論証でした。事業類型の転換を伴うため、既存技術の強みが新事業を裏付ける論理を一貫して描く必要があります。市場の構造課題への解決提案と、無理のない数値計画が結びついたことが採択につながったと考えています。
6. 採択後の事業計画
事業計画書では、補助事業実施後5年間で以下の成長を見込んでいます。
| 指標 | 5年後の伸び |
|---|---|
| 売上高 | 1.86倍 |
| 付加価値額 | 38.3%向上 |
| 給与支給総額 | 約40%向上 |
7. 当事務所の支援内容
事業構想のヒアリングから、補助金要件への適合性整理、事業計画書作成のサポート、電子申請対応、採択後の交付申請・実績報告まで一貫してサポートいたしました。
なお事業計画書の内容そのものは申請事業者様が主体となって作成いただく必要があり、当事務所では要件への適合性や記載構成について助言・確認させていただく立場で関与しています。
同じようなご検討中の事業者様へ
本案件のように、既存のBtoB受託型ビジネスから、自社プロダクト・プラットフォームへの転換を検討される事業者様は、業種を問わず増えています。Web制作・システム開発から自社SaaS・コンテンツ販売へ展開を検討している方、広告代理・マーケティング受託から自社プラットフォーム化を考えている方、製造受託から自社製品・自社ブランドへの展開を検討中の方にお役立ていただけます。
事業再構築補助金は2025年3月の第13回公募をもって新規募集を終了していますが、現在は中小企業新事業進出補助金(補助上限2,500万円〜7,000万円、補助下限750万円)が後継的な制度として運用されており、同様の事業転換を支援できます。
8. よくあるご質問
Q. 事業再構築補助金は終了したと聞きましたが、新事業の補助金はもうないのですか?
事業再構築補助金は令和6年度補正予算による第13回公募(2025年3月締切)をもって新規募集を終了していますが、同様の事業転換を支援する制度として中小企業新事業進出補助金が運用されています。新規事業の立ち上げや新分野展開、設備投資・システム開発を伴う事業転換に活用できますので、ご相談いただければ適合する制度をご案内いたします。
Q. 当社のような業種・規模でも採択されますか?
採択の可能性は業種ではなく事業の方向性や計画内容によって異なります。まずは事業構想をお聞かせいただき、適合する補助金制度と採択可能性をご相談させていただきます。
Q. 申請から採択発表まで、どの程度の期間がかかりますか?
公募回ごとに異なりますが、公募開始から採択発表まで概ね3〜5ヶ月程度が一般的です。採択後は交付申請、事業実施、実績報告、補助金確定請求のプロセスを経て、補助金が事業者様に入金されます。採択から入金までは案件によっては1年以上を要するケースもあるため、つなぎ資金の準備をあわせてご検討いただくことをお勧めしています。
9. ご相談のご案内
新事業の立ち上げ、事業転換、新たな収益モデルの構築をご検討中の事業者様は、当事務所までお気軽にご相談ください。初回相談40分無料。京都の事務所での対面・オンライン(Zoom等)どちらにも対応しています。
- 対応範囲:事業構想の整理/補助金診断/要件適合性評価/事業計画書作成サポート/申請手続代行/採択後の交付申請・実績報告
- 対応エリア:京都を中心に全国対応(オンライン相談可)
本事例のポイント
・補助金:事業再構築補助金 成長分野進出枠 通常類型
・採択額:約2,000万円(総投資約3,000万円)
・業種:映像・コンテンツ制作業(年商1〜3億円規模)
・取組:BtoB受託型からBtoC個別課金型プラットフォームへの事業転換
・採択ポイント:既存技術の明確な接続×市場構造課題の解決×段階的な数値計画
本記事は実際の支援案件をベースとしていますが、事業者特定を避けるため、業種詳細・規模・地域・金額の細部・時期等を抽象化・改変しています。
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