省エネ補助金2026|省エネルギー投資促進支援事業の対象設備・補助率・申請方法を解説

省エネ補助金 2026
(省エネルギー投資促進支援事業)

高効率空調・ボイラ・LED・産業用モータなど15設備の更新費用を補助。
設備単位型は補助率1/3・上限1億円、中小企業は最大1/2。

行政書士 潮海俊吾
執筆・監修:行政書士 潮海 俊吾
京都府行政書士会(登録番号19272132号)
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本記事の内容
制度概要

4つの申請タイプ

対象設備一覧

補助率・補助上限

省エネ要件

申請の注意点

まとめ

1. 制度概要

省エネルギー投資促進支援事業費補助金(通称:省エネ補助金)は、工場・事業場の省エネルギー設備への更新費用を国が補助する制度です。エネルギー価格の高騰や脱炭素への対応が求められる中、設備投資の初期費用を軽減し、長期的なコスト削減と環境対応を同時に実現できます。

項目内容
所管経済産業省 資源エネルギー庁
事務局SII(一般社団法人 環境共創イニシアチブ)
予算令和6年度補正:300億円 + 令和7年度:90億円
対象者国内で事業を営む法人・個人事業主(一部大企業も対象)
公式サイトhttps://syouenehojyokin.sii.or.jp/

2. 4つの申請タイプ

更新する設備の種類や目的に合わせて、4つの申請タイプから選択します。

タイプ内容補助率上限
Ⅰ 工場・事業場型先進設備・オーダーメイド設備・指定設備の導入(事業場全体で評価)1/3〜2/315億円/年度
Ⅱ 電化・脱炭素燃転型化石燃料から電気への転換、低炭素燃料への転換1/3〜1/23億円/年度
Ⅲ 設備単位型SII指定の高効率設備への更新(設備単位で評価)1/31億円
Ⅳ エネルギー需要最適化型EMS(エネルギーマネジメントシステム)の導入中小1/2、その他1/31億円

※Ⅲ設備単位型とⅣエネルギー需要最適化型は組み合わせて申請可能です。

3. 対象設備一覧(設備単位型)

設備単位型(Ⅲ型)では、SIIが定めた基準を満たす以下の15種類の指定設備が対象です。

ユーティリティ設備(10種類)

① 高効率空調(産業・業務用エアコン) ② 産業ヒートポンプ ③ 業務用給湯器
④ 高性能ボイラ ⑤ 高効率コージェネレーション ⑥ 変圧器
⑦ 低炭素工業炉 ⑧ 冷凍冷蔵設備 ⑨ 産業用モータ ⑩ 制御機能付きLED照明器具

生産設備(5種類)

⑪ 工作機械(レーザー加工機等) ⑫ プラスチック加工機械(射出成形機)
⑬ プレス機械 ⑭ 印刷機械 ⑮ ダイカストマシン

※指定設備のみを導入する場合は2台以上の導入が必須です。

4. 補助率・補助上限(詳細)

申請枠対象者補助率上限
先進枠全事業者1/2〜2/315億円/年度
一般枠全事業者(大企業はSクラス等条件あり)1/315億円/年度
中小企業投資促進枠中小企業のみ1/3(要件緩和)15億円/年度
設備単位型全事業者1/31億円
エネルギー需要最適化型全事業者中小1/2、その他1/31億円

中小企業は中小企業投資促進枠を活用すると、省エネ要件や投資回収要件が一般枠よりも緩和されます。

5. 省エネ要件

設備単位型(Ⅲ型)では、更新範囲内で以下いずれかの省エネ要件を満たす必要があります。

要件基準値
① 省エネ率10%以上
② 省エネ量1kl以上
③ 経費当たり省エネ量1kl/千万円以上

工場・事業場型(Ⅰ型)の一般枠では、事業場全体で省エネ率10%以上・省エネ量500kl以上・原単位改善率5%以上のいずれかが必要です。

6. 申請の注意点

交付決定前の発注は対象外

他の補助金と同様、交付決定前に契約・発注した費用は補助対象になりません。見積り取得は可能ですが、設備の変更は原則不可です。

他の補助金との重複不可

同一設備で他の国庫補助金との併用はできません。ただし、地方公共団体の一般財源による補助金は併用可能です。

中長期計画書の策定

省エネ法の定期報告義務がない事業者(特定事業者以外)は、エネルギー合理化に関する中長期計画の策定が必要です。

2026年度の公募スケジュール:令和6年度補正予算の3次公募(2025年度分)は終了しています。令和7年度補正予算に基づく2026年度の公募スケジュールは、SII公式サイトで発表され次第、本記事を更新します。

7. まとめ

・高効率空調・ボイラ・LED・モータ等15種類の指定設備が対象
・設備単位型は補助率1/3、上限1億円
・中小企業は投資促進枠で省エネ要件が緩和
・省エネ率10%以上または省エネ量1kl以上が基本要件
・交付決定前の発注は対象外。計画的な準備が重要
・2026年度の公募スケジュールはSIIの公式発表を確認

2026年度 補助金総合ガイドはこちら

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